前面に立ち上がりの縁があると、コーヒー用の棚がすっきり区切られて見えます。一方、カップを取り出す動きも変わります。まっすぐ手前に引くのではなく、先に持ち上げる必要があるかもしれません。
特にすぐ上に別の棚がある場合は、購入前に確認したい点です。縁の後ろにある平らな面、障害物の高さ、指を通す位置を見てください。立ち上がった縁はデザイン上の特徴であり、棚の取り付けや荷重についての指示に代わるものではありません。
低い縁、ガードバー、平らな前端では役割が違う
低い縁はトレイ状の面の一部です。境界をつくりますが、前後方向のスペースを一部占めます。高いガードバーは周囲や下に隙間がある一方、背の低いカップの取っ手を遮ることがあります。平らな前端にはその立ち上がりがなく、より直接的に取り出せます。
どの品にも最適な形はありません。小袋用の小さなトレイと、大きなマグを並べる場所には、同じ構造が必要とは限りません。

許可を得て掲載したお客様の写真。厚い棚板の前面が、必ずしも立ち上がった縁とは限りません。実際に収納面より上に出ているか確認してください。
商品写真では、この違いを見落としがちです。手前の濃い帯は、物を留める縁ではなく棚板の厚みかもしれません。どちらの構造か決めつける前に、側面写真や拡大写真を探しましょう。
縁を越える取り出し経路を確認する
上の棚の下から、背の低いカップを取り出す場面を考えてみてください。カップは下の面から出発し、底が縁を越える高さまで上がってから手前に動きます。持ち上げると、カップの飲み口は上の棚へ近づきます。

飲み口の上には、置いたまま収まるだけでなく、動かすための空間が必要です。外形だけでなく実際の握り方も試してください。
一律のクリアランスを計算する必要はありません。空のカップと段ボールの外形を使って動きを確かめ、その後に実際の棚の寸法を確認します。取っ手も考慮してください。底が通っても取っ手がバーに引っかかることがあります。
2つの障害物の間でカップを大きく傾けなければ取り出せないなら、前面に立ち上がりのない棚か、もっと開けた位置のほうが使いやすいでしょう。
外寸の奥行きすべてが収納面とは限らない
枠、背板、前面の縁は、いずれも使える平らな面を狭めます。例えばBaristaNestの ウォールナット無垢材の回転式コーヒーオーガナイザーシェルフは、全体寸法が 26 × 26 × 35 cmと表示されていますが、上部トレイの内寸は約 23 × 23 cmで、 トレイの深さは3.5 cmです。仕切りのある上部とバー付きの側面棚が、小物を分けて置く場所になります。
収納したい品には内寸を基準にし、トレイの仕切りも考慮してください。見えるウォールナットの木目と緑の側面棚は、小物を分けるだけでなくコーヒーコーナーの装飾にもなります。底面だけを測らず、回転できる空間を周囲に残しましょう。
壁でも同じ区別が大切です。IKEAの MOSSLANDA は、フレーム用の溝があるピクチャーレッジとして説明されています。写真がよさそうに見えるからといって、縁のある製品がすべてカップ用の平らな面を備えているとは考えないでください。
取り出すだけでなく拭く動作も試す
物は置きやすくても掃除しにくい棚があります。パンくずやコーヒー粉がたまりそうな場所を確認しましょう。前縁に沿った部分、バーの下、仕切りの奥の狭い隅などです。
コーヒーマシン全体を動かさずに物をどかせる構造を選びます。素材の手入れの指示に従ってください。メーカーがその用途を明示していない限り、木の棚やトレイをシンク脇の水切りラックのように扱わないでください。洗ったカップは乾いてから戻します。
日々使うマグでは、無理のない握り方と障害のない経路を優先します。ひとまとめにしたい小袋や小物には、トレイのような縁が便利なこともあります。棚の役割を決めると選びやすくなります。
注文前に確かめる4つの寸法
縁の後ろの使える奥行き、縁やバーの高さ、上の棚までの空間、仕切られた各区画の大きさを確認してください。販売写真に並ぶ小物ではなく、自分の実物と照らし合わせます。
その後で、 BaristaNestのコーヒーコーナー用シェルフコレクションをご覧ください。見栄えのよい縁は用品を整理しやすくするためのものであり、単純なカップの取り出しを両手作業に変えるものであっては困ります。
BaristaNestについて
BaristaNestは、15年の経験を持つバリスタが立ち上げたブランドで、家庭のコーヒーコーナー向けに実用的な家具やオーガナイザーを設計しています。
0件のコメント